知床峠住所 目梨郡羅臼町と斜里郡斜里町遠音別村の境界知床羅臼町観光協会 NPO法人 知床斜里町観光協会 目梨の由来はアイヌ語の「メナシ」(東方または東隅)で、知床と北方領土を含む一帯を指していたようであり、松浦武四郎は「女那志」と記した。 羅臼の由来は、アイヌ語の「ラウシ」(低いところ・獣の骨のあるところ)からで、この一帯はアイヌの狩猟地であった。羅牛、良牛とも古文書にもみられる。 斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」(アシの生えているところ)より転訛したもの。 遠音別の由来は、アイヌ語の「オンネ・ペツ」(大きな川)遠音別川が語源である。 知床とは、アイヌ語で「シレトク」Sir-etok(陸地・大地・先端)という意味である。 国道334号線をウトロ市街地から約15.3km、羅臼町市街地から約17.1kmほど。知床横断道路の頂上にあるのが知床峠展望台だ。 知床国立公園内にあり、頂上には駐車帯がある。晴れていれば雄大な羅臼岳を見る事ができる。 知床国立公園は、知床半島周辺に位置する国立公園で、1964(昭和39)年6月1日に指定された。面積は斜里郡斜里町と目梨郡羅臼町にまたがる3万8636ha。 公園は、ほぼ手付かずの原生林に覆われており、エゾシカ、キタキツネ、ヒグマ、オオワシ、オジロワシ、シマフクロウ、シロザケ、ゴマフアザラシ、トド、マッコウクジラ、シャチといった様々な生き物が数多く生息する秘境である。 2005(平成17)年に国立公園とその周辺710平方kmが、第29回ユネスコ世界遺産委員会で登録され世界遺産となった。 ウトロ側からの動画 羅臼側からの動画 知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠で、知床八景、羅臼八景にも選ばれている。春先には雪壁の中を、秋には紅葉の中を走るドライブコースとしても人気が高く、車窓からの絶景に心を奪われるほど。 天候が良ければ遠く北方領土である国後島も望むことがでる。 開通期間は4月下旬、またはゴールデンウィーク頃〜11月上旬まで。その年の気象状況によって開通日は前後する。夜間は通行止めになる事もあるので注意して欲しい。 ウトロ側に下ればオホーツク海が見られ、羅臼側に下れば知床峠から少し下った所に見返り峠がある。 碑文 知床横断道路 この国道は、羅臼・斜里町両町民の 悲願のもとに、昭和三十八年九月着 工し、自然環境の保全につとめな がら、厳しい気象と劣悪な地理 的条件を克服し、十八年の歳月を もって開通した。 ここに、本国道の開通を記念し これを建立する。 区間・羅臼市街〜斜里幌別分岐点 延長・二十七、三キロメートル 2018(平成30)年4月28日に再訪し、開通してすぐの峠堪能してきました。思ったほど雪が多くなくちょっと残念でしたが羅臼岳が綺麗でした。 知床八景とは、知床半島においてよく知られる8ヶ所の景勝地で、オシンコシンの滝、オロンコ岩、夕陽台、プユニ岬、フレペの滝、知床峠、知床五湖、カムイワッカの滝となっている。 羅臼八景とは、羅臼町においてよく知られる8ヶ所の景勝地で、羅臼岳、知床横断道路(一般国道334号駐車帯)、羅臼湖、マッカウス洞窟のヒカリゴケ、しおかぜ公園、望郷台(国後展望塔屋上)、熊越の滝、峯浜パーキングとなっている。 地図の矢印は碑の場所を指しています。 |