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熊越の滝

住所 目梨郡羅臼町国有林230林班
駐車場 遊歩道入口にはなし

知床羅臼町観光協会

目梨の由来はアイヌ語の「メナシ」(東方または東隅)で、知床と北方領土を含む一帯を指していたようであり、松浦武四郎は「女那志」と記した。
羅臼の由来は、アイヌ語の「ラウシ」(低いところ・獣の骨のあるところ)からで、この一帯はアイヌの狩猟地であった。羅牛、良牛とも古文書にもみられる。
国道334号線をウトロ市街地から約27.7km、羅臼町市街地から約4.6kmほど。知床横断道路の熊の湯から近い。

熊の湯露天風呂駐車場(無料)から徒歩20分ほどで、知床横断道路沿いに遊歩道入口の看板がある。そばには覆道と知床大橋があるので分かりやすいだろう。駐車場はないので注意である。
この滝の由来は、昔ある猟師が熊の親子をしとめようと追いかけてこの滝までたどり着き行き止まる。そこで母熊は必死で子熊を滝の上に登らせようと押し上げた。その姿を見た猟師は哀れに思いその熊を見逃すことにした。それから羅臼の熊は人を襲わなくなったといわれ、熊が滝を越えて往来したことからその名前が付いたとも言われている。

この遊歩道は、熊越の滝までを往復するコースで、所要時間は往復45分程度、片道400mほど。羅臼八景の一つである。
羅臼岳の麓にありダケカンバやミズナラ、ヤチダモなどの林を進んで、小川を越え、さらに小高くなった斜面を登ると、熊越の滝が見える高台に到着するが、滝の展望台からは滝は木々に隠れ全貌は見えない。
もう一ヶ所高台に登らず、小川沿いに滝展望スペースに至る別ルートもあるが、通行止めとなっていたのでそちらの写真はない。
羅臼ビジターセンターに立ち寄れば詳しい地図がもらえる。遊歩道は山道なので夏は蚊やダニに食われないように虫除け対策を行い、帽子や運動靴を用意したほうがいい。ヒグマの生息域でもあるため十分に注意してほしい。
滝は落差8mで水量が多く圧巻である。展望台からは木々が邪魔になり残念だった。
秋の紅葉時期は綺麗だろう。冬季もスノーシューなどで行くことができるそうだ。

羅臼八景とは、羅臼町においてよく知られる8ヶ所の景勝地で、羅臼岳知床横断道路(一般国道334号駐車帯)、羅臼湖、マッカウス洞窟のヒカリゴケしおかぜ公園望郷台(国後展望塔屋上)、熊越の滝峯浜パーキングとなっている。

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