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しおかぜ公園

住所 目梨郡羅臼町共栄町

知床羅臼町観光協会

目梨の由来はアイヌ語の「メナシ」(東方または東隅)で、知床と北方領土を含む一帯を指していたようであり、松浦武四郎は「女那志」と記した。
羅臼の由来は、アイヌ語の「ラウシ」(低いところ・獣の骨のあるところ)からで、この一帯はアイヌの狩猟地であった。羅牛、良牛とも古文書にもみられる。
共栄町の由来は、アイヌ語の「スネトビニウス」(1本のイタヤカエデの木がある所)字名改正前は共同地とも言われていたが、改正により共栄となった。
目梨郡羅臼町本町30番1(国道334号線国道335号線の起点)から道道87号知床公園羅臼線を相泊方向に約700mほど進んだ右手にある。

1979(昭和54)年、400平方mの敷地に町立しおかぜ公園が完成。根室海峡を隔てた対岸には北方領土である国後島を一望できる高台に、戸川幸夫小説「オホーツク老人」の像を、1978(昭和53)年10月森繁夫妻も出席するなか除幕式が行われた。
知床旅情」は、1960(昭和35)年に公開された森繁久彌主演の映画「地の涯に生きるもの」の撮影で知床に長期滞在した時に作詞・作曲したもので、ロケに協力した羅臼町民に感謝をこめて送った歌で、歌詞が彫られた石碑も設置され森繁氏自身の筆で彫られている。
公園は羅臼漁港を高台から見下ろすようになっている。周辺が見渡せ、海からの潮風を全身で感じられ「羅臼八景」にも選ばれている。
ちなみにボタンを押すと知床旅情が流れると書いてあるが、壊れていたのか鳴らなかった。残念である。
近くの羅臼漁業協同組合前には久右衛門の澗跡がある。


戸川幸夫文学碑
1951(昭和26)年に、初めて来道して以来、北海道の魅力にとりつかれ「世界のうちでも、私の好きな地域の一つ」と北海道を舞台にした作品を残しましている。動物を主人公とした「動物文学」の先駆者でもある。
ここ知床半島をなんとか、日本の多くの人々に紹介したいと思って、何度も訪れ泊り込み「オホ−ツク老人」という小説を書いた。

流氷に
追いつめられし
岬かな


知床世界自然遺産登録を記念して
知床の賦
遠い はるかなる地の涯
日本に 最後まで 残さされた古き世界
私は見た とぎすました 氷の牙を
私は聞いた 冷い 朔風の挽歌を
私は知った オホーツクの海の壮厳な
美しさと 悲しみを
とりけものたちは
彼らの慣習にしたがって生きてそして死んでゆく
人間もこの半島に生きる限り同じだ
彼らは遠い祖先がしたように魚群を追い
野獣を求め秘かに人類の歴史の一頁を綴る
誰にも知られず 誰にも知らさず
みんなが 幸福にひっそりと生きそして逝く
永遠の大地ー知床半島
戸川幸夫先生 詩
志賀謙治書

羅臼八景とは、羅臼町においてよく知られる8ヶ所の景勝地で、羅臼岳知床横断道路(一般国道334号駐車帯)、羅臼湖、マッカウス洞窟のヒカリゴケ、しおかぜ公園、望郷台(国後展望塔屋上)、熊越の滝峯浜パーキングとなっている。

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