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フレペの滝

住所 斜里郡斜里町遠音別村岩宇別

知床財団

知床自然センター

NPO法人 知床斜里町観光協会

知床ネイチャーオフィス

斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」(アシの生えているところ)より転訛したもの。
遠音別の由来は、アイヌ語の「オンネ・ペツ」(大きな川)遠音別川が語源である。
岩宇別の由来は、岩尾別とも表記し、アイヌ語の「イワゥペッ」(硫黄が流れる川)である。
知床とは、アイヌ語で「シレトク」Sir-etok(陸地・大地・先端)という意味である。
フレペの由来は、アイヌ語の「フレ・ペッ(赤い・水)「夕日が映り込むため」「鉄分を含んだ水のため」など名前の由来は諸説あるが、日の入りの時間に夕日が滝に映り、綺麗な赤い滝になって見られることからそう呼ばれたとも言われている。
国道334号沿い、ウトロ市街地から知床峠方向に、約5kmほど。道道93号知床公園線の分岐手前にある知床自然センターから遊歩道を歩く。

2005(平成17)年に第29回ユネスコ世界遺産委員会で登録された世界遺産「知床」の玄関口に位置し、知床自然センターは、知床の自然保護活動、情報発信の拠点である。
1988(昭和64)年9月に斜里町によって設置された施設は、(財)知床財団が管理運営を行い、調査研究・野生動物対策・教育活動・ビジターへの情報提供など、知床の自然を守るための活動をしている。


フレペの滝遊歩道


知床自然センターの裏手にある入り口から、片道約1kmの遊歩道が続く。二次林・草原・原生林・断崖、様々な自然環境と、運が良ければそこに生息する生き物の姿を見ることができる。大きなアップダウンはなく、道も広いため歩きやすいがサンダルやヒールはオススメできない。またベビーカー・車椅子は通行できない。
知床自然センターからフレペの滝の展望台までは片道約20〜30分ほどの遊歩道が続いていて、知床八景の一つでもある。また、積雪期は歩くスキーやスノーシューなどでトレッキングができる。ちなみにヒグマの生息域なので、食べ物などの持ちこみもできないし、遊歩道内にはペット同伴では立ち入れない。ヒグマが観光客に接近するという事例もあるほどだ。
チカポイ岬の付け根あたりに展望台があり滝が綺麗に見える。チカポイは、アイヌ語で(鳥・鵜がたくさん居るところ。)という意味。
野鳥などの動物の観察に適しており、断崖にウミウオオセグロカモメなどのコロニーも見える。

この滝には川がない、岩尾別台地からオホーツク海に流れる滝があちこちで見られる。知床連山に降った雪と雨が地下に浸透し、草原の地中を流れ、垂直に切り立った約100mの断崖の割れ目から流れ落ちている。滝の落差は約60mほど。ホロホロと流れ落ちるさまが涙に似ているため、地元では「乙女の涙」という愛称で親しまれている。
ちなみに岩尾別台地は、約12万年前に作られた火山砕屑岩の平坦面上に八万年前に噴火した羅臼岳の溶岩が火山砕屑岩を覆い形成されたものである。溶岩は現在も流氷により削られ、断崖地形を形成した。溶岩の噴出時代が異なる溶岩の間は浸食作用が進み、地下水の通り道となり切り立った断崖から流れ落ちる。
このような滝は潜流瀑(せんりゅばく)と呼ばれ、水の落ち方から見た滝の分類の一つで、伏流水が岩壁の割れ目から流れ落ちる滝のことをいう。
この遊歩道には、トイレがない。知床自然センターのトイレを利用して欲しい。


知床観光船おーろらから見たフレペの滝も載せておきます。


2015(平成27)年2月の動画と写真です。



知床八景とは、知床半島においてよく知られる8ヶ所の景勝地で、オシンコシンの滝オロンコ岩夕陽台プユニ岬フレペの滝知床峠知床五湖カムイワッカの滝となっている。

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