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勇武津資料館

住所 苫小牧市字勇払132番地の32
TEL 0144-56-0201
開館時間 10時〜17時
休館日 毎週月曜日(祝祭日が月曜日の場合は、火曜日と水曜日)年末年始(12月30日〜1月6日)
入館料 無料
苫小牧市

社団法人 苫小牧観光協会

勇武津資料館

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勇払にある、勇払開拓史跡公園・勇払ふるさと公園内にある資料館。
1998(平成10)年着工し、2000(平成12)年末に完成。2001(平成13)年4月1日開館した。


勇払は、1800(寛政12)年、八王子千人同心が開拓の鍬をおろして以来、約1世紀にわたって苫小牧の産業・行政の中心として栄えた。
そのため勇払地区は多くの文化財があり、公園内には勇払に関わった人々の墓碑「蝦夷地開拓移住隊士の墓」として大切に保存され、毎年8月には「開拓先駆者慰霊祭」を公園内で行われているそうだ。
隣にあるふるさと公園には、開拓史三角測量勇払基点などもある。
ちなみに勇武津とは、アイヌ語の「イブツ」(それの・入り口)を意味する。
「それ」はシコツ(現在の千歳市)、「いふつ」「ユーブツ」などと表記されていたが、後に漢字で表記される。
資料館は、幕末の勇武津会所を模した建物で、内外装は国産のスギを使用、土間にはカマド、板の間には囲炉裏が復元されている。
和室には高機織り機・梅女物語・八王子車人形・昔の生活用具・囲炉裏などが展示されている。


多目的研修室には、勇武津会所関係資料・八王子千人同心関係資料・開拓史三角測量関係資料・弁天貝塚出土品・江戸時代の地図・アイヌ民族や北前船の資料が展示されている。


ここの資料館には弁天貝塚の資料や出土品の一部が公開されている。
弁天貝塚とは、勇払を流れる安平川のそばに広がる弁天地区の海岸砂丘に立地していた。
ここからは、アイヌ期の貝塚が見つかり、苫小牧市が1986(昭和61)年、3ヶ月の発掘調査を行った。
塚からは、アイヌの生活用具・和人が持ち込んだ陶磁器・長崎産の瓶なども出土した。
このほか、土抗・焚き火跡、石石器なども多数出土しているが、現在海岸浸食で流され見ることは出来ない幻の貝塚となっている。



1800(寛政12)年、八王子千人同心、原新介ら勇払に移住。
1804(文化元)年、八王子千人同人蝦夷地移住隊解散する。
1858(安政5)年、松浦武四郎が勇払に立ち寄る。その時の人口は312戸・1312人。
1869(明治2)年、函館戦争終結、蝦夷地から北海道に改める。勇払は、胆振国勇払郡となる。
1872(明治5)年、勇払に開拓使出張所がおかれる。
1873(明治6)年、勇払郡開拓使出張所を苫細(苫小牧)に移転、これを苫小牧の開基としている。
1874(明治7)年、苫細を苫小牧に改名。
1892(明治25)年、国鉄室蘭本線開通、苫小牧駅開業。
1909(明治42)年、樽前山大噴火。
1910(明治43)年、王子製紙(株)苫小牧工場が操業開始。
1963(昭和38)年、苫小牧港開港。
1982(昭和57)年、苫小牧東港開港。
1991(平成3)年、ウトナイ湖がラムサール条約湿地になる。

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