恵比須神社住所 苫小牧市字勇払138番地1TEL 0144-56-0604 苫小牧市 社団法人 苫小牧観光協会 勇払にある神社で以前は、『蛭子(エビス)神社』の社号で祀られたが、1952(昭和27)年3月『恵比須神社』と変更。 以前は、勇払107番地にあった社殿を、1957(昭和32)年現在地に移転改築し今日に至っていて歴史の古さは道内屈指である。 創建は、正確に記録された文献等がなく、1951(昭和26)年4月、北海道庁に提出した神社明細報告に、現在苫小牧市指定文化財になっている1850(嘉永3)年9月9日付南部左井の住人樋口某奉納の宮形の側面に墨書されたものを創立年としているそうだ。 一説には、1669(寛文9)年、『津軽一統誌』に「勇払在家百軒東蝦夷地屈指なり」の記録が残されているが創建に関わるものはない。 勇払地域は歴史的にも由緒のある所で、1961(昭和36)年10月、恵比寿神社奉納品21点が苫小牧市指定文化財として指定されている。 神社に確認したところ、前もって連絡頂ければ奉納品を見せて頂けるそうです。(要電話) 大きな地図で見る 1669(寛文9)年といえば、6月にシャクシャインの戦いがあった年で、シブチャリ(ひだか町の静内地区)の首長シャクシャインを中心として起きた、松前藩に対するアイヌ民族の大規模な蜂起である。 津軽一統誌は、「東日流誌」(つがるし)で、その昔蝦夷と呼ばれた人たちの記録集である。 1789(寛政元)年、蝦夷直系・秋田家(三春藩五万五千石、郡山市近辺)の当主秋田千季(ユキスエ)は、息子の秋田孝季(タカスエ)に蝦夷関係資料の収集を命じた。 三十三年間にわたり収集記録したのが「東日流誌」群である。 蝦夷一族に関連した歴史、宗教、言語、風俗習慣の他、集められ得る限りの資料が収められている。 現在、これらの資料は、津軽飯詰の和田家に保存されているそうだ。 |