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藻琴湖

住所 網走市藻琴

一般社団法人 網走市観光協会

網走の由来は、アイヌ語の「チパ・シリ」(祭壇のある島)と呼ばれていたものが古語のため難解になり、「ア・パ・シリ」(我らの見つけた地)または「アパ・シリ」(入り口の地)となったとされる。
藻琴湖の由来は、1856(安政3)年松浦武四郎の廻浦日記によれば「モコトウ」と書かれ、小沼の意味であると記されている。他にも「ムク・トゥ」(尻のふさがっている沼)、「ポ・コッ・トゥ」(子を持つ沼)、「モ・トー」(小沼)、「モコルトー」(眠っている沼)と諸説あるが、いずれも現在の藻琴湖に由来するそうだ。
道道102号網走川湯線を藻琴市街地から約1kmほど東藻琴方向に進むと左手に見える。湖そのものは全く観光化されていないため駐車場や路側帯もない。
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藻琴湖は網走市街の南東に位置し、網走にある4つの湖では一番小さな湖で、網走国定公園に含まれる。
湖の東側1kmには、ラムサール条約登録湿地濤沸湖がある。
周囲7km、面積約98ha、藻琴山に発する藻琴川が流れており、藻琴川が大きいため土砂が流入し湖は少しずつ埋まって小さくなっている。
海水と淡水が入り交じっている汽水湖で、オホーツク海から海水が出入りするため湖の底には網走湖と同じように湖の地形と比重の違いにより、海水が湖の底に沈み上層の淡水層と下層の塩水層とは混じり合わない二層構造を形成し無酸素状態になっていたが、今では海水の流入量が増え水面近くでも塩分濃度が高くなっている。

この湖は、古くからシジミ貝の産地として知られており、網走漁協が漁業を行なっている。特に1月下旬〜3月下旬まで行われる寒シジミ漁は、全国的にも有名で、夏のしじみ以上に味がいいと評判。
ワカサギ、チカ、ニシンが水揚げされるほか、近年ではカキの養殖も行われている。藻琴湖産のカキは獲れる期間が短く、地元でも手に入りにくいことから幻の牡蠣とも言われ、「至宝牡蠣」とネーミングされている。


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