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知床岬

住所 斜里郡斜里町岩尾別

知床財団

NPO法人 知床斜里町観光協会

知床観光船おーろら

斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」(アシの生えているところ)より転訛したもの。
岩尾別の由来は、アイヌ語の「イワゥペッ」(硫黄が流れる川)である。
知床とは、アイヌ語で「シレトク」Sir-etok(陸地・大地・先端)という意味である。

知床国立公園は、知床半島周辺に位置する国立公園で、1964(昭和39)年6月に指定された。面積は斜里郡斜里町と目梨郡羅臼町にまたがる3万8636ha。
半島中央部には、千島火山帯が貫き羅臼岳知床硫黄山などの知床連山を形成している。海岸線は荒く海に削られた断崖絶壁で、川や潜流が直接海に落ちる「海岸瀑」という形態の滝が多く、冬には世界で最も南端に接岸する流氷が訪れる。
公園は、ほぼ手付かずの原生林に覆われており、エゾシカキタキツネヒグマ、オオワシ、オジロワシ、シマフクロウ、シロザケ、ゴマフアザラシ、トド、マッコウクジラ、シャチといった様々な生き物が数多く生息する秘境である。
2005(平成17)年に国立公園とその周辺710平方kmが、第29回ユネスコ世界遺産委員会で登録され世界遺産となった。

知床岬は知床半島先端に位置し、オホーツク海に面し、岬上は標高30〜40mの台地となっており、周囲は断崖である。
岬付近は国立公園内の特別保護地区で、厳重な管理下におかれているため、一般の観光客が立ち入るのは困難である。かつては遊漁船による上陸が行われていたようであるが現在は行われていない。このため一般観光客はウトロ港から出る知床観光船おーろらなどの観光遊覧船、クルーザー、自然観察船で、海上から見るのが一般的である。
写真には遠くに北方領土である国後島もみえる。


一般の観光客は知床先端部までは行くことができないが、毎年若干名が海岸沿いまたは山岳ルートを歩く陸路、あるいはシーカヤックなどを使い海路で岬を訪問している。陸路の場合道はなく、十分な登山の装備と経験が必要である。海路の場合も避難できる港湾施設などは存在せず小さな入り江しかないようであるため、知識と経験が求められるのは必須である。
知床半島先端部地区は大変リスクの高いエリアなため、利用の心得(ルールとマナー)の紹介webサイト「シレココ」を見て事前準備をするほうがいい。
現地では、ウトロ側からは知床自然センター、羅臼側からは知床世界遺産 ルサフィールドハウスに立寄ってから行くのが望ましいだろう。

白と黒の灯台は、知床岬灯台で、海抜102m、塔高12m、位置は北緯44度20分27秒、東経145度20分11秒。
初点灯は1963(昭和38)年10月でディーゼル発電による電化灯台として活躍、2008(平成20)年10月に太陽光発電とLEDに切り替えられた。

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