きよさと温泉 ホテル緑清荘

住所　斜里郡清里町羽衣町31番地
TEL　0152-25-2281
定休日　無休（年末年始を除く）
ホテルのチェックイン　15時から
入浴時間　宿泊客は大浴場15時〜翌朝8時。サウナ15時〜21時
入浴時間　日帰り入浴は大浴場10時〜22時。サウナ平日は15時〜21時。土日・祝は10時〜21時
日帰り入浴料金　大人390円。小中学生200円
駐車場　無料

きよさと温泉 ホテル緑清荘

清里町

斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」（アシの生えているところ）より転訛したもの。
清里町の由来は、清らかな里の意。小清水村と斜里町から分村した経緯を将来に残すため「清」は小清水の清、「里」は斜里の里と、両町村から一文字ずつもらい名付けられた。
羽衣の由来は、当時この辺りは上斜里原野と呼ばれ、湿地帯であった。1908（明治41）年に鈴木農場を開設したことに始まる。大正中期には市街地としての様相を呈していたようである。1943（昭和18）年斜里町及び小清水村一部を分かち上斜里村（現・清里町）となる。1955（昭和30）年町制が施行され、町名を清里町と改称する。このとき区域及び字名変更も併せて行われ、上斜里市街地であった地区は、羽衣町・水元町となっている。羽衣となったいきさつはわからなかった。
道道1115号摩周湖斜里線と道道857号江南清里停車場線の水元町と羽衣町の交差点から江南方向へ約280ｍを左折し、約220ｍ右手

オープンは、1980（昭和55）年地域保養施設として開業。1978（昭和53）年に清里町1号井（掘削深度1017ｍ）のボーリングに成功した。1993（平成5）年に施設（B館）の増改築工事を行う。2010（平成22）年12月に客室を30室増設（A館）しリニューアルオープンした。
日帰り入浴もでき、源泉かけ流しの天然温泉である。宿泊は斜里岳登頂を目指す登山ファンが多い。　客室は洋室31室・和洋室6室・和室11室の計48室。他にもレストラン槿（むくげ）、宴会場、休息室、会議室、交流研修室などがある。
温泉は、源泉温度が高いので、加水して温度を調整し、衛生管理のため塩素系薬剤を使用。大浴場、寝湯、低温サウナ、気泡湯、水風呂など。

泉質は、ナトリウム塩化物泉（弱アルカリ性低張性高温泉）、旧泉質名　食塩泉
源泉温度　52.9℃、PH8.4、湧出量毎分250リットル（動力揚湯）
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔疾、慢性消化器病、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、虚弱児童、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけどなど。

館内にはレストラン槿（むくげ）がある。もちろん日帰り入浴の方も利用できる。
営業時間　11時〜14時。17時〜21時（L.Oは20時30分）
座席は4〜8人掛けテーブルが30卓ほど。
定食は唐揚げ定食、カツとじ定食、生姜焼き定食、刺身定食など。他にも親子丼、海鮮丼、カツ丼、スパゲッティ、カレーなどがある。
ちなみに、登山をする客には朝食の代わりにお弁当を作ってくれるようである。

上斜里地区（現・羽衣・水元地区）は、開拓当初は湿地帯であった。このためこの辺りの開拓は遅れたようで、1908（明治41）年に鈴木徳蔵が2線12号〜15号の間に15戸分の鈴木農場を開設し、村尾次二、鈴木国治、関根留吉、小笠貞次、小原喜兵、青森県人の小笠原吉松らがこの地に入地する。これが市街地開発の糸口となった。
1909（明治42）年3月に斜里〜川湯間の「野川道路」開通とともに、村尾次二が2線15号に雑貨店を開店する。これが商業の創始である。その後商店や鍛冶屋、布教所、豆腐屋などが出来る。
　1917（大正6）年に佐々木幸太郎他5戸が入植し、19戸、101人となり市街地の基盤が出来上がる。
1929（昭和4）年には釧網線（現・釧網本線）の斜里〜札鶴間開通し、猿間川、上斜里、札鶴の駅を設置する。これにより発展に拍車がかかる。
ちなみに、野川駅逓管理人であった二代目の塚本伊勢太氏（塚本命助の弟）が1897（明治30）年に神威10線21号に転住入地したのが清里町の和人定住のはじまりとされている。
塚本伊勢太は、1864（元治元）年に岩手県茂一村（ 現・岩手県宮古市茂市付近）に生まれ、1880（明治13）年に渡道。根室に定住し 1891（明治24）年に野川駅逓所に定住。 1897（明治30）年に取扱人を辞め、神威9線19号（神威10線21号）に転住入地し開拓に従事し、清里町の開拓入地者の指導と協力を惜しまず、清里町開拓に寄与し、神威小学校建設にも協力した。1923（大正12）年に転住したようだが清里町史・小清水町史にも詳細は載っていなかった。