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ニクル沼・濤釣沼

住所 斜里郡小清水町止別

小清水町観光協会

斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」(アシの生えているところ)より転訛したもの。
小清水町の由来は、アイヌ語の「ポン・ヤワンペッ」(止別川の支流)が 、1891(明治24)年駅逓所設置の際に、「ポン・ヤンペッ」(小さな冷たい川)と意訳したもの。
止別の由来は、アイヌ語の「ヤム・ペッ」(冷たい川)、「止別川」に由来する。
ニクルはアイヌ語「ニクル・トー」(林・沼)・「リニクル」(高い林)とも言う。涛釣沼は、アイヌ語の「トーツル・トー」(沼・の間)当時沼と沼の間にコタンがあったようで、古い地図には床丹沼と書かれている。涛釣沼の原名は「オンネ・トー」
国道244号線道道250号清里止別線交差点から約650mほど進み側道を左斜めに入り約1kmほど直進した左側。

網走国定公園内に属し、ニクル沼とほど近くには涛釣沼(トーツル沼)がある。どちらも淡水で海跡湖である。この二つの沼は親子として名づけられていたらしいが、二つの沼は斜里町と小清水町に分かれている。
この涛釣沼とニクル沼を含む涛釣沼周辺湿地は、開拓当初は現在よりも遙かに大きな沼で、明治・大正時代には735.76haもあったが、現在は44.26haと激減し、現在は周囲に牧場があるので近づくことはできない。
ニクル沼は、面積0.33平方km。酸栄養湖。沼の周辺は泥炭地でありヨシの群落が発達しており、地面は黒褐色で泥炭となっている。
写真はニクル沼。(濤釣沼へのアクセスが分からず断念した。)


濤釣沼は東西約1km、南北約700m、長方形の湖沼で淡水をたたえており、湖岸には約10mほどの幅でヨシの群落が発達している富栄養湖。
PH6.5、湖の周辺は泥炭地で水は緑褐色を呈している。
この沼は腐植栄養型の湖沼の性質を有し、植物性プランクトンの量がきわめて多く、腐植質性富栄養湖の性格をも併せ持つ。

ニクルトーにも遺跡がある。止別ニクルトーの東岸から線路をこえて砂丘にかけて営まれた遺跡で、数か所の住居跡が残っており、石器なども出土している。

ニクル沼



濤釣沼

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