フレトイ展望台住所 斜里郡小清水町字浜小清水無番地小清水町観光協会 斜里の由来はアイヌ語の「サル」、「シャル」(アシの生えているところ)より転訛したもの。 小清水町の由来は、アイヌ語の「ポン・ヤワンペッ」(止別川の支流)が 、1891(明治24)年駅逓所設置の際に、「ポン・ヤンペッ」(小さな冷たい川)と意訳したもの。 フレトイの由来は、アイヌ語の「フル・トゥイェ」(丘・の低い処)、「フル・ツイ・イ」(丘のきれている所)が語源といわれている。 ここフレトイ展望台は、JR浜小清水駅(道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」)から網走方向に約250mほど。 国道244号線沿いにあり、看板があるので釧網本線の踏み切りを渡ってすぐの原生花園の東端の丘の上約30mの高台にあり、白い外壁にピラミッド型の印象的な展望台。 オホーツク海をはじめ、小清水原生花園・濤沸湖・そして知床連山まで天気のいい日には一望できる。 展望台の麓には、夏にキャンプ場が開かれる。 開設期間 7月5日〜9月上旬まで 設備 管理棟・炊事場・水洗トイレ 料金 18才未満は、1泊150円、18才以上は、1泊300円 管理人は、6時〜8時及び13時〜19時だが定期的に巡回しているのでそのときに払えばいい) また、2月〜3月にかけて流氷を見る絶好のポイントともなる。 近くには古樋駅逓跡がある。 フレトイ貝塚 原生花園から延びる砂丘のの東端、標高23mにある貝塚で、鉄道に臨む砂丘の崖に貝殻が見られる。縄文時代中期〜近世アイヌ期(貝塚期)にかけて営まれた複合遺跡。 シジミなどの貝類、ウグイ、カレイ等の魚類骨、オットセイやシカ等の骨が出土している。 また砂丘の突端頂上付近には住居跡も見られる。和人との交流で入手したと思われる陶磁器、鉄製品なども発見されていて、展望台にて期間限定で公開していたようだが現在はわからない。 案内板 「丘がそこで決潰している所」というアイヌ語に由来する本遺 跡は、現展望台付近を中心に分布し、縄文時代中期から近世アイ ヌ期(貝塚形成期)にかけて営まれた複合遺跡である。 1989年に実施された発掘調査では、貝塚を形成するヤマトシジ ミを主体とした貝類、大形のウグイ・カレイ等の魚類骨、オット セイやエゾシカ等の哺乳類の骨などが出土した。また、銛先等の 漁撈具を中心とした骨角器や、和人との交易により入手したと思 われる陶磁器や鉄製品等が出土している。 小清水町教育委員会 高浜年尾句碑 斜里嶽の最も尖り岬の秋 年庵と彫られた石碑がある。 1986(昭和61)年、6月俳人高浜年尾の句碑建立。 |