北海道応援サイト!がんばれ北海道!!

島翁功労碑

住所 上士幌町ぬかびら源泉郷北区52番地の1
TEL 01564-4-2121

ぬかびら源泉郷 湯元館

ぬかびら温泉郷旅館組合

ぬかびらの語源は、アイヌ語の「ノカ・ピラ」形のある崖意、その岩は糠平ダムの湖底に沈み、現在見ることはできない。
碑は、国道273号線沿いにあり、湯元館の敷地内に建っている碑である。
島隆美は1918(大正7)年、上士幌の勢多川上流で摂氏30度の鉱泉を発見(現・ナイタイ高原温泉)するが、泉温が低く沸かして利用するしかなく断念した。
そこから6里ほど離れた糠平の奥地に鉱泉があると人伝えに聞き、1919(大正8)年自然湧出の温泉が発見され、湯殿山(湯元滝の湯)と呼ばれる湯元を発見する。
現在も湯元館裏手にある源泉(湯殿山)からは、現在でも毎分250リットルの温泉を湧出している。
泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、pH7、湧出時泉温60℃、ぬかびら源泉郷の最古の湯なのである。
ぬかびら温泉郷は、4月10日を「開湯の日」と定め、湯元舘敷地内にある「島翁功労碑」前で開湯祭を行っている。
1948(昭和23)年、9月湯元館脇に、糠平温泉開発の功労者として島隆美の顕彰碑が建立された。


糠平温泉移転の噂とは、1956(昭和31)年、糠平ダムが竣工するが、1948(昭和23)年9月湯元館脇に、島隆美の顕彰碑が建立され、功労碑も湯元館も移転していないので、ダム建設で、温泉街は移転せず昔も今も変っていないので、糠平温泉街水没移転説はウソと言うことになる。

1919(大正8)年4月、営業許可の出願をして浴用鉱泉の許可が下りる。
当時の糠平は人跡未踏の地で、道路開削を手がけ1924(大正13)年、6坪の湯小屋を建てこれが、ぬかびら温泉のはじまりとなった。
1925(大正14)年、湯元滝の湯温泉旅館(現・湯元館)を開業する。
1929(昭和4)年、3月に、温泉旅館福島屋(現・閉館)が開業するまでの間、湯元館は「ぬかびら温泉」唯一の宿だったのである。
1934(昭和9)年、15軒の宿が営業する。
1937(昭和12)年、糠平まで鉄道が開通する。
1956(昭和31)年、糠平ダムが竣工する。
1987(昭和62)年、鉄道廃線する。
2009(平成21)年、ぬかびら源泉郷と変更する。

島隆美とは、1871(明治4)年、9月23日福島県相馬郡で生まれる。
1907(明治40)年、4月本別村字ビリベツ(現・足寄郡足寄町字ビリベツ)に移住して農業に従事。
1917(大正6)年、同郷の福島県の入植者が勢多地区に入植。
1948(昭和23)年、4月19日78歳の生涯を終える。

国道273号とは、帯広市を起点とし、紋別市を終点とする一般国道である。

糠平ダムとは、電源開発所有の発電専用ダム。
堤高76mの重力式コンクリートダムで、総貯水容量は約2億m3にも及び、人造湖としては北海道で2番目の大きなダム。
発電は、4kmほど下流にある糠平発電所にて42,000kWの電気を生み出している。

大きな地図で見る
Copyright (C) がんばれ北海道 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system