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緋牛内第2号駅逓跡

住所 北見市端野町緋牛内329

北見観光協会

北見市の由来は、松浦武四郎が命名した国名「北見国」からで、「北見」の由来は、この地方域の昔の通称が「北海岸」と呼ばれ、快晴の日に樺太が「見」える事から、一字ずつとったもの。
端野町の由来は、アイヌ語の「ヌッケシ」または「ヌフ・ウン・ケシ」(野の端)から。網走支庁管内の常呂郡に存在した町だが、2006(平成18)年3月5日に北見市、常呂町、留辺蘂町と新設合併し北見市となった。
緋牛内の由来は、アイヌ語の「シュシュ・ウシ・ナイ」(ヤナギの群生する沢)から転訛した。
端野町市街地から美幌町方向に国道39号線を約7.9kmの交差点から右折し、側道を道道104号網走端野線方向(鎖塚方向)に約60mほど進むと看板があり路側帯がある。

端野町の駅逓中央道路開削の翌年で、1925(明治25)年東17号(現・北見市端野町二区657)に設置された。
これは北海道庁の官設駅逓であり、駅舎や駅馬が給与されたほか、土地が貸与され駅逓取扱人には月手当てが支給された。
各駅逓は、平均4.8里(約18km)ごとに設置された。
その後、美幌〜端野間の道路が開通し交通量が急増したため、将来の拠点となるのを想定し、1905(明治38)年2月中央道路との合流点である現在地に移転し、緋牛内駅逓所と改称した。
取扱人は初代が、岐阜県出身美幌在住雑貨商生田錫三郎で、官馬6頭、雇人5人が与えられ約11年務めた。
二代目は生田から譲り受けた斉藤嘉藤治で、1903(明治36)年8月に就任している。
斉藤は福井県の出身で、野付牛で道路工事の請負業を本業としていた。
その後長男斎藤正雄が、1910(明治43)年9月から就任、鉄道が開設されたあと1922(大正11)2月10日駅逓としての役目を終えた。
石碑の位置は階段を登った所にあり、当時の駅逓の井戸の近辺にあたるそうだ。
石碑のある高さが、当時の道路の高さでもあり、モーテルの敷地と隣接しているということから周囲三面が壁などで囲まれている。
碑は、1983(昭和58)年10月建立された。
2枚目の画像は、函館深信様から提供受けております。ありがとうございます。

碑文
明治三十八年一月
浜網走、緋牛内間
の道路の開通にと
もない中央道路と
の分岐点にあたる
この地に、二区東
十七号線から2号
駅逓が移設され、
斎藤嘉藤治が駅逓
取扱人となった。
昭和58年10月建之
端野町長安田智幸

1891(明治24)年、中央道路開削工事始まる。(現・国道39号線)
1892(明治25)年、2号端野駅逓が設置される。(現・北見市端野町二区657)
1897(明治30)年、6月屯田兵第四大隊一中隊100戸が端野に入植する。(現・端野町字一区に33戸・字二区に34戸・字三区に33戸)端野説教所で寺子屋授業が始まる。
1898(明治31)年、屯田兵第四大隊一中隊100戸入植する。(字一区に31戸・字二区に36戸・字三区に33戸)水稲試作始まる。
1900(明治33)年、端野神社仮宮建設する。
1901(明治34)年、寒河江直助がハッカ栽培を始める。
1903(明治36)年、端野説教所が無量寿寺となる。緋牛内〜美幌間道路工事着工。
1904(明治37)年、緋牛内〜美幌間道路開通。屯田兵制度終了。協和に西川貞次郎入地。
1905(明治38)年、2月中央道路との合流点に移転し、緋牛内駅逓所と改称した。石川庄吉ほか数名が川向に入植する。
1909(明治42)年、2級町村制施行し「野付牛村」となる。
1912(大正元)年、10月網走本線開通、国有鉄道の駅として端野駅・緋牛内簡易駅開業。(現・石北本線
1915(大正4)年、1級町村制施行し「野付牛町」となる。
1921(大正10)年、野付牛町から分村し2町村「端野村」となる。
1922(大正11)年、端野村役場庁舎を新築する。
1923(大正12)年、端野神社が現在の場所に移転する。
1933(昭和8)年、端野駅舎改築する。
1937(昭和12)年、端野神社社殿新築する。
1950(昭和25)年、端野村役場新築する。
1961(昭和36)年、9月町政施行し「端野町」となる。
1976(昭和51)年、鎖塚供養碑建立する。
1979(昭和54)年、道立北見商業高校開校。白かば台スキー場開設。
1983(昭和58)年、歴史民俗資料館オープン。
1985(昭和60)年、端野駅無人化。
1987(昭和62)年、4月国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
1989(平成元)年、メビウススキー場オープン。
1991(平成3)年、端野駅舎新築オープン。
1993(平成5)年、国道333号線「端野トンネル」開通する。
1997(平成9)年、森と木の里キャンプ場オープン。
1998(平成10)年、温泉「のんたの湯」オープン。
2006(平成18)年、北見市、常呂町、留辺蘂町と市町村合併し、北見市端野となる。
新端野町史参考


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