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裏摩周展望台

住所 標津郡中標津町養老牛
開設期間 4月下旬〜11月上旬

中標津町

標津の由来は、アイヌ語の「シペッ」(大きな川)(本流)から。松浦武四郎が著した知床日誌によれば、「シベツはシベツヲの訛り、鮭有る義なり」とあり、ヲは尻の意で川口を現すが、鮭有る義に関しては標津町史にも載ってはいない。
中標津町の由来は、1946(昭和21)年7月標津村から分村し中標津村が設置された。村内を横断する標津川の中流域に位置することに由来する。1950(昭和25)年1月町制施行により中標津町となる。
道道1115号摩周湖斜里線を札弦市街地から約23.9km、中標津町から道道150号摩周湖中標津線を約42.0kmの清里峠交点から裏摩周展望台へ約2.6kmほど。(峠頂上から展望台までは冬期間通行止めとなる)

全国的に有名な摩周湖は、川上郡弟子屈町にある湖で、日本でもっとも透明度の高い湖の一つと言われている。
阿寒国立公園内に位置し、日本の湖沼では20番目の面積規模。
約7000年前の噴火によってできたカルデラ湖で淡水、アイヌ語ではキンタン・カムイ・トー(山の神の湖)。
周囲の全長は19.8km、面積は19.1平方km、平均水深は137.5m、水深は深いところで211.5m、水面の標高は355m、湖の中央に断崖の小島カムイシュ島があり、長さ110m、幅40m、湖面上の高さ25m、デイサイト質の溶岩からなる溶岩円頂丘火山である。ちなみにカムイシュとは、アイヌ語で(神となった老婆)というそうだ。
2001(平成13)年には北海道遺産に選定された。
透明度が高く19.0mほど、、青以外の光の反射が少ないので、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。
摩周湖の水は、湖表面積が少ない割に対して深いという事もあり一年を通して水温が変わらないという。通常湖は川から流れてくる土砂が堆積するなどして湖が浅くなるが、ここは、周辺に流れる川はなく(小さな沢一つが湖に流れ込んでいる)、伏流水として周りに湧き出ているのが確認されていて、この湖の水位もほとんど変わらないそうだ。神の子池もその伏流水の恵みと言える。
摩周火山は、屈斜路カルデラの東壁上で、遅くとも約3.4万年前から成層火山として成長していたが、約7000年前の大規模な噴火により、膨大な軽石流を噴出して、弟子屈などに達し釧路川などをせき止め、この付近に広い火山性台地を形成している。軽石流の噴出と同時に火山灰も大量に巻き上げて根釧地方に降り注いだ。このときに陥没しカルデラ(摩周カルデラ、東西5.5km、南北7.5km)を生じた。
この陥没によって水が徐々に湛えられ摩周湖へなっていった。これとともに陥没の反動によってカルデラ内に中央火口丘としての火山が生まれ、カムイシュ島火山が盛り上がって山体の姿を現したのは3000〜2000年前の縄文晩期と思われる。
次いで摩周カルデラの南壁付近に摩周岳(カムイヌプリ)が活動を開始した。続縄文に入った2000年〜1500年前のころと言われている。この火山は2回の溶岩と数回の火山灰、軽石を噴出して大きく成長し円形であった摩周湖の東南部を埋め、現在のような湖の原形を作った。その後活動が終ったのが数百年前と推定される。
摩周湖が今のような形となり一定の水位を保ち定着したのもこの時代だろうと思われている。

摩周湖には3箇所の展望台があり弟子屈側からのアクセスが一般的でであるが、裏摩周展望台は北東岸、清里町・中標津町側にある展望台である。摩周湖第一・三展望台に比べると、標高が約100mほど低く、比較的霧が少ない場合が多く湖面が見える確率が比較的高いと言われている。弟子屈側とは趣が異なるため時間があるなら是非オススメしたい。駐車場横にはログハウスの休憩舎もある。
霧の摩周湖とも言われているが、近年は晴れている日が多く、私は霧の摩周湖に出会ったことはないほど。


阿寒国立公園とは、北海道東部にある国立公園で、1934(昭和9)年12月4日大雪山国立公園とともに指定された国立公園。
面積904.81km2。地理的な特徴として火山と森と湖が豊富に存在する。
湖は阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖・オンネトー・パンケトー・ペンケトーといった湖沼が含まれる。
火山は雄阿寒岳・雌阿寒岳・阿寒富士・摩周岳(カムイヌプリ)がある。
阿寒湖温泉・川湯温泉・摩周温泉など温泉街があり、有名観光地でもある。

北海道遺産とは、北海道に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ継承したいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した有形無形の財産群である。

道道1115号摩周湖斜里線とは、弟子屈町と斜里町を結ぶ一般道道で、総距離は35.0km。起点は裏摩周展望台、終点は斜里郡斜里町川上(国道334号交点)重複区間は裏摩周湖畔〜斜里郡清里町清里峠。

道道150号摩周湖中標津線とは、弟子屈町と中標津町を結ぶ主要道道で、総距離は40.9km。起点は裏摩周展望台、終点は標津郡中標津町東2条南11丁目(国道272号交点)重複区間は裏摩周湖畔〜斜里郡清里町清里峠。

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