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道の駅 スワン44ねむろ

住所 根室市酪陽1番地
TEL 0153-25-3055
開館時間 4月〜10月は9時〜17時、11月は9時〜16時、12月〜3月は10時〜16時
   レストラン 4月〜10月は11時〜15時30分、11月〜3月は11時〜14時30分(ラストオーダーは閉店の30分前)
休館日 5月〜10月は無休、11月〜4月末は毎週月曜日(月曜日が祝日の時は翌日)、年末年始
根室市観光協会

根室の由来は、語源は早くに忘れ去られ不明であるが諸説ある。江戸時代の記録には「子モロ」「根諸」などと記され、根室市では「根室国」を命名した松浦武四郎による「知床日誌」では、アイヌ語の「ニ・ムイ」(木・湾の意)を由来とし、この説を採用している。他にも「ニイモヲロ」(静かで樹木のあるの意)・「ニノヲロ」(ウニがあるの意)・「ニムオロ」(樹木繁茂する所の意)・「ネムロコタン」(池のある集落)・「メム・オロ・ペッ」(湧壺・そこにある・川の意)などとある。
酪陽の由来は、元は根室市大字厚別村の一部で1872(明治5)年根室郡アツウシベツ村となる。1967(昭和42)年から現在の行政字名となっている。集落は形成されず酪農家がが点在するだけでいきさつはわからなかった。
国道243号国道44号の厚床1.2丁目交差点から根室方向へ約16.5km左手。

根室市の玄関となる国道44号沿いに位置し、日本最東端の道の駅で、開駅は2000(平成12年)4月。
2005(平成17)年11月にラムサール条約に登録された湿地「風蓮湖」に隣接する。1962(昭和37)年12月風蓮湖の白鳥が7053羽を確認する。野付風蓮道立自然公園に指定される。沿岸はアカエゾマツの森林に覆われており、砂州である春国岱(しゅんくにたい)は日本唯一のアカエゾマツ林で覆われ、約300種の野鳥を観ることができる野鳥の楽園で、国内で最大級のハマナスの群落がある。
春国岱は第一砂丘、第二砂丘、第三砂丘の3つの砂州からなり、長さは約8km、最大幅約1.3km、面積は約6000haにもなる。
第一砂丘は約1000〜1500年前に形成されたもので国内最大級のハマナスの大群落があり、第二砂丘にはアカエゾマツの純林、第三砂丘は約3000年前に形成されたようで巨木が生い茂る。
ハクチョウの飛来地としても有名で、10月頃にはオオハクチョウが飛来する。他にもタンチョウ・オオワシ・オジロワシなども見られ、渡り鳥が多数訪れることで知られ、運が良ければ子育てするタンチョウを見ることもできるそうだ。ちなみに風蓮湖では餌付けはしていない。


道の駅に入った正面入口では、「シマフクロウ」の木彫りがお出迎えしてくれる。高台に立地し、前面ガラス張りの窓から望む風蓮湖・春国岱の絶景を見ることが出来る。テレビ望遠鏡も設置され、双眼鏡の貸し出しもしてくれる。館内には売店、インフォメーションコーナー、鮮魚販売、レストランがある。観光インフメーションコーナーでは、観光・グルメ情報からフットパス情報やバードウォッチングスポットの紹介もしている。
レストランでは、地元の食材をふんだんに使った料理が名物で、花咲かに釜飯、秋刀魚ねぎトロ丼などが人気メニューだという。ショップでは、根室の地場産品、根室銘菓、道の駅のオリジナル商品、缶詰、加工品、昆布、花咲がにラーメン、オランダせんべいなどを販売している。

道の駅から湖に沿って木道が整備されているが気が付かなかった。風蓮湖を望む展望台から。


酪陽は、元は根室市大字厚別村の一部、別当賀、コタントウハイ、ベットウガで1872(明治5)年根室郡アツウシベツ村となる。北は風蓮湖に面し、森林と牧草地帯が広がっている。風蓮湖岸は湿地帯。1967(昭和42)年から現在の行政字名となっている。集落は形成されず酪農家がが点在するだけだが、江戸期には別当賀川側に番屋が在り、鮭の多い川として知られていた。アイヌのコタンもあったようである。湖南方向にある別当賀川河口の上流(約200mほど)には渡守が住んでおり小さな集落があった。1870(明治3)年幌茂尻〜厚別駅までの道路開削する。1872(明治5)年3月根室管内の村名を定める。1875(明治8)年3月管内町村及び港湾のカナ書アイヌ名を漢字に改める。大字を附する。10月温根沼に木材囲場を官設する。1877(明治10)年遠太北岸(風蓮湖湖口に近い根室側砂嘴先端近くの内湾側だろうが浸食により分からなくなっている)渡船場を設ける。1878(明治11)年5月根室〜浜中間の道路を南海岸に移し、厚別駅逓を廃し、落石駅逓を置く。1884(明治17)年5月遠太に駅逓を設置する。1894(明治27)年11月遠太南岸に渡船場開通する。1896(明治29)年11月温根沼に橋を設ける。1906(明治39)年には幌尻小学校付属の別当賀特別教育所が別当賀一番沢に神社を改築して開校する。1907(明治40)年12月風蓮川・別当賀川に渡船場設ける。1910(明治43)年9月別当賀・奥行臼に駅逓を置く。1911(明治44)年11月秋田木材株式会社根室電気部が開業式を挙げて点灯する。この頃木材工場が置かれ、100戸を超える集落となる。
 1919(大正8)年11月国有鉄道(根室本線)の厚岸〜厚床間を延伸開業、糸魚沢・茶内・浜中・姉別・厚床駅を新設。1920(大正9)年11月厚床〜西和田間を延伸開業、初田牛・別当賀・落石・西和田の各駅を新設。1926(大正15・昭和元)年4月厚床〜風蓮間に植民軌道を敷設する。7月秋田木材株式会社電気部が発電所を新設する。別当賀の駅周辺に移住者が増え、学校も移転する。秋田木材の事務所も駅前に移転し、従来の別当賀集落は衰退した。

根室十景とは、根室市の名所、景勝地を市内外に広く宣伝しようと市民アンケートをもとに、自然景観を重視し容易に観賞できる適地を、1979(昭和54)年に指定したもので、長節湖、風蓮湖、浜松海岸、車石、北方原生花園、明治公園、納沙布岬、落石岬、 温根沼、 春国岱である。

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