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摩周湖

住所 川上郡弟子屈町

弟子屈なび

川上郡とは、1869(明治2)年、8月蝦夷を北海道と名づけ、11国86郡を設定。釧路国および川上郡が設置され開拓使が管轄する。1879(明治12)年7月に郡区町村編制法の北海道での施行により、行政区画として川上郡が発足。当時の郡域は、標茶町・弟子屈町の2町から標茶町の一部(チャンベツ地区)を除いた区域。
弟子屈町の由来は、アイヌ語の「テシカ・カ」(岩盤、梁・の上)から。
摩周の由来は、アイヌ語で「キンタン・カムイ・トー」(山の神の湖)。
国道243号線と道道52号屈斜路摩周湖畔線交差点から約8.5kmほど。国道391号線と道道52号屈斜路摩周湖畔線交差点から約12.8kmほど。

全国的に有名な摩周湖は、日本でもっとも透明度の高い湖の一つと言われている。
阿寒国立公園内に位置し、日本の湖沼では20番目の面積規模。
約7000年前の噴火によってできたカルデラ湖で淡水、周囲の全長は19.8km、面積は19.1平方km、平均水深は137.5m、水深は深いところで211.5m、水面の標高は355m、湖の中央に断崖の小島カムイシュ島があり、長さ110m、幅40m、湖面上の高さ25m、デイサイト質の溶岩からなる溶岩円頂丘火山である。ちなみにカムイシュとは、アイヌ語で(神となった老婆)というそうだ。
2001(平成13)年には北海道遺産に選定された。
透明度が高く19.0mほど、青以外の光の反射が少ないので、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。
摩周湖の水は、湖表面積が少ない割に対して深いという事もあり一年を通して水温が変わらないという。通常湖は川から流れてくる土砂が堆積するなどして湖が浅くなるが、ここは、周辺に流れる川はなく(カムイヌプリと西別岳の間の沢があるものの降雨の時に一時的に流れるだけ)、伏流水として周りに湧き出ているのが確認されていて、この湖の水位もほとんど変わらないそうだ。神の子池もその伏流水の恵みと言える。


写真は、5月初旬の写真と夏の写真の2種類、5月はまだ湖面は結氷しておりまた違った景色を見せてくれます。

摩周火山は、屈斜路カルデラの東壁上で、遅くとも約3.4万年前から成層火山として成長していたが、約7000年前の大規模な噴火により、膨大な軽石流を噴出して、弟子屈などに達し釧路川などをせき止め、この付近に広い火山性台地を形成している。軽石流の噴出と同時に火山灰も大量に巻き上げて根釧地方に降り注いだ。このときに陥没しカルデラ(摩周カルデラ、東西5.5km、南北7.5km)を生じた。
この陥没によって水が徐々に湛えられ摩周湖へなっていった。これとともに陥没の反動によってカルデラ内に中央火口丘としての火山が生まれ、カムイシュ島火山が盛り上がって山体の姿を現したのは3000〜2000年前の縄文晩期と思われる。
次いで摩周カルデラの南壁付近に摩周岳(カムイヌプリ)が活動を開始した。続縄文に入った2000年〜1500年前のころと言われている。この火山は2回の溶岩と数回の火山灰、軽石を噴出して大きく成長し円形であった摩周湖の東南部を埋め、現在のような湖の原形を作った。その後活動が終ったのが数百年前と推定される。
摩周湖が今のような形となり一定の水位を保ち定着したのもこの時代だろうと思われている。

摩周湖には3箇所の展望台があり弟子屈側からのアクセスが一般的でである。摩周温泉から近い第一展望台、川湯温泉から便利な第三展望台、清里町・中標津町側にある裏摩周展望台である。
弟子屈町側から摩周湖へ向かっていくと最初にあるのが摩周湖第1展望台。最もポピュラーな展望台と言ってもいいだろう。

阿寒国立公園とは、北海道東部にある国立公園で、1934(昭和9)年12月4日大雪山国立公園とともに指定された国立公園。
面積904.81km2。地理的な特徴として火山と森と湖が豊富に存在する。
湖は阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖・オンネトー・パンケトー・ペンケトーといった湖沼が含まれる。
火山は雄阿寒岳・雌阿寒岳・阿寒富士・摩周岳(カムイヌプリ)がある。
阿寒湖温泉・川湯温泉・摩周温泉など温泉街があり、有名観光地でもある。

北海道遺産とは、北海道に関係する自然・文化・産業などの中から、次世代へ継承したいものとして北海道遺産構想推進協議会が選定した有形無形の財産群である。

国道243号線とは、網走市から根室市に至る一般国道で、総距離は173.1km。

国道391号線とは、釧路市から網走市に至る一般国道で、総距離152.6km。

道道52号屈斜路摩周湖畔線とは、川上郡弟子屈町内を結ぶ主要道道で、総距離は40.2km。冬季間閉鎖になる。
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