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屈斜路湖

住所 川上郡弟子屈町

弟子屈なび

川上郡とは、1869(明治2)年8月蝦夷を北海道と名づけ、11国86郡を設定。釧路国および川上郡が設置され開拓使が管轄する。1879(明治12)年7月に郡区町村編制法の北海道での施行により、行政区画として川上郡が発足。当時の郡域は、標茶町・弟子屈町の2町から標茶町の一部(チャンベツ地区)を除いた区域。
弟子屈町の由来は、アイヌ語の「テシカ・カ」(岩盤、梁・の上)から。
屈斜路の由来は、江戸時代の探検書・古地図には「クスリ・トー」(アイヌ語で温泉、薬の湖の意)と書かれていたが、この付近に集落があり、アイヌ語で「クッチャル」(沼・喉口)湖水が釧路川となって流れだすクッチャルに「屈斜路」の字を当てたもの。

弟子屈町にある自然湖で、阿寒国立公園に属する藻琴山、サマッカリヌプリなどを外輪山とする屈斜路カルデラ内にできた、日本最大のカルデラ湖。1934(昭和9)年12月4日大雪山国立公園とともに全域が阿寒国立公園に指定された。この湖は南端から釧路川として流れ出していて、湿原などを潤している。
日本の湖沼では6番目の面積で、平均水深は28.4m、東南部にある旧噴火口にある最深部では水深117mにもなるようである。
屈斜路・摩周カルデラは、千島弧南部、阿寒〜知床火山列の南西部を構成する第四紀のカルデラ火山群で、屈斜路湖の形成は、約160万年から100万年前に先カルデラ火山を形成している、現在のその名残が屈斜路湖北側にある藻琴山である。
屈斜路カルデラは約34万年前から、後カルデラを形成する大規模火砕流噴火を繰り返す活動がおき、古梅溶結凝灰岩・屈斜路軽石流の大規模火砕流を噴出し、現在のカルデラ地形を形成した。
約12万年前には、このカルデラ最大級の噴火で、その火山灰は札幌以西を除く北海道のほぼ全域を覆ったもので、クッチャロ羽幌と呼ばれる広域テフラである。
約3万年前以後カルデラを形成するような大きな噴火は無いが、3万年前から後カルデラ火山のアトサヌプリ(硫黄山)、摩周火山など溶岩円頂丘群が噴出して現在の形になった。
湖中央部には、日本最大の湖中島である中島(火砕丘、面積5.7平方km、周囲12km)が浮かぶ。中島はそれ自体火山であり、二重式火山と言われる。
中央の溶岩円頂丘に最高点(355m)がある。


南岸にある和琴半島も中島と同様、火山の山頂だったものが、尾札部川の扇状地から成長した砂州により陸繋島となったもので、半島のくびれた部分に無料の露天風呂がある。簡易更衣室も併設されている。近隣にはキャンプ場が2ヶ所あり、土産店・ボート場・カヌーなどのウォータースポーツもでき、遊歩道もあり、距離は2.5km、1時間ほどで1周することができる。


湖は、周囲から小河川が流入し、南端から釧路川が流れ出す。屈斜路湖へ流入する河川では、産卵魚を守るため、釣りをしないことが求められている。

美幌峠からの眺めが一番綺麗、わき見運転などないように、道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠があるので、そこでゆっくり見てほしい。

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