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風蓮湖

住所 根室市、野付郡別海町にまたがる湖である。(走古丹からの撮影)

根室市観光協会

別海町観光協会

風蓮湖の昔の呼び名は「トー」(沼、湖)で、風蓮川が注ぐ湖なので、風蓮湖と呼ばれるようになったと言われている。
流入河川の風蓮川を指した地名であり、アイヌ語の「フーレ・ペツ」(赤い川)。川の水が赤く染まっていたことに由来する。

風蓮湖(ふうれんこ)は、湾口を根室湾に開いている海跡湖で、野付風蓮道立自然公園に含まれ、湖は細長く延びる岬によって北と南に分断されているような形をしており、根室半島の付け根に位置する。
汽水湖としてはサロマ湖能取湖に次いで北海道第三位で、湖岸は泥炭地で、その周囲を根室段丘(標高40〜50m)が取りまき、森林地帯を形成し、周囲96kmは汽水湖としては北海道第一位。湖面の標高は0m。
主な流入河川は湖北側にポンヤウシュベツ川、ケネヤウシュベツ川、風蓮川で、南側には小河川数本が流入するのみ。
面積は57.74平方km、周囲長は96km、最大水深は約11m、平均水深は約1.0mほど、成因は海跡湖で汽水「貧栄養湖」の湖沼型に分類される。湖には、ハルタモシリ島、ホンモシリ島が浮かび、干潟も多く形成さている。
沿岸はアカエゾマツの森林に覆われており、砂州である春国岱(しゅんくにたい)は日本唯一のアカエゾマツ林で覆われ、約300種の野鳥を観ることができる野鳥の楽園で、国内で最大級のハマナスの群落がある。
ハクチョウの飛来地としても有名で、10月頃にはオオハクチョウが飛来する。他にもタンチョウ・オオワシ・オジロワシなども見られ、渡り鳥が多数訪れることで知られる。


春国岱は第一砂丘、第二砂丘、第三砂丘の3つの砂州からなり、長さは約8km、最大幅約1.3km、面積は約6000haにもなる。
第一砂丘は約1000〜1500年前に形成されたもので国内最大級のハマナスの大群落があり、第二砂丘にはアカエゾマツの純林、第三砂丘は約3000年前に形成されたようで巨木が生い茂る。
この一帯は、1962(昭和37)年に野付風蓮道立自然公園に指定。2005(平成17)年11月にはラムサール条約に登録され、別海十景や根室十景にも指定されている。

別海十景とは、別海町の名所、景勝地を町内外に広く宣伝しようと、町民から公募し、観光協会からの候補地の中から、自然景観を重視し容易に観賞できる適地を、1989(平成元)年に指定したもので、野付半島、野付湾、野付半島原生花園、トドワラ白鳥台風蓮湖、茨散沼、ヤウシュベツ川河口、町立小野沼公園、新酪農村展望台である。

根室十景とは、根室市の名所、景勝地を市内外に広く宣伝しようと市民アンケートをもとに、自然景観を重視し容易に観賞できる適地を、1979(昭和54)年に指定したもので、長節湖風蓮湖、浜松海岸、車石、北方原生花園、明治公園、納沙布岬、落石岬、 温根沼春国岱である。

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