滝里ダム防災施設(旧滝里ダム資料館)住所 芦別市滝里町288TEL 01242-7-3939 営業期間 5月初旬〜11月初旬(期間中無休) 営業時間 9時〜16時30分 定休日 無し 入館料 無料 ダム便覧 札幌開発建設部空知川河川事務所滝里ダム管理支所 芦別の由来は、市域南端から中部にかけて南北に貫流する芦別川に由来し、「芦別」とはアイヌ語で、「アシュ・ペツ」(切り立つ・河)に由来する。 滝里の由来は、古くはアイヌ語で「ポン・モシリ」(小さい島)と言われ、奔茂尻の漢字があてられた。1913(大正2)年、11月滝川〜下富良野間が開業した釧路本線(現・根室本線)の駅名も奔茂尻駅(ぽんもしり)といった。その後空知大滝の上流域に当たることから「滝里」となった。 国道38号線の野花南市街地から富良野方向へ約5.5kmほどを斜めに左折し側道にはいり約300mほど。富良野市の国道237号線と国道38号線の分岐から芦別方向に約15kmを右折し側道を約300mほど 芦別市、一級河川・石狩川水系空知川中流部に、1999(平成11)年に建設されたダム。人造湖は滝里湖。 国土交通省北海道開発局石狩川開発建設部が管理する特定多目的ダムで、空知川本流に建設されたダムとしては最も新しく、2000(平成12)年に滝里ダムの歴史などを紹介する施設として完成し、ダム建設のため滝里湖に沈んだ、旧滝里町の元住民への感謝を忘れないように、歴史を後世に語り継ごうと、4階建ての内部では、当時の街並みや家がモニター画面で見られる。 特に、「無限空間」は、万華鏡の中に入ったような錯覚に陥るバーチャルシアターで、芦別の四季の風景を紹介しており一見の価値あり。 滝里の歴史や、滝里ダムの全景のパネル展示などもある。 屋上からは、滝里湖が見れ、なかなかの眺望である。 他にも、複数のアーティストによって作られた9個のオブジェや、資料館全体が展示物としてデザインされている、一風変わった資料館となっている。 また隣接するオートキャンプ場、コテージのセンターハウスを兼ねて居るので、こちらで手続きとなる。 滝里湖オートキャンプ場 車椅子対応のコテージ、二輪車等専用フリーテントサイト、トイレ、コインランドリー、自動販売機や売店等がある。 キャンピングカーサイト5区画、スタンダードカーサイト(電源15A・炊事台・上水道付)19区画、スタンダードカーサイト(電源15A)16区画、二輪車等専用フリーテントサイト10区画、コテージ6人用3棟、コテージ8人用3棟がある。 開設期間 4月下旬〜10月中旬 問い合わせ先 滝里ダム防災施設(滝里湖オートキャンプ場) 住所 芦別市滝里町288番地 TEL 0124-27-3939 昭和50年代、空知川中流域の富良野市の北西部と芦別市滝里町にまたがるダムの建設により、水没予定地域内には富良野市域に6ヶ所、芦別市域に44ヶ所の埋蔵文化財遺跡(包蔵地)が判明。 発掘の調査対象となったのは、芦別市域22ヶ所で滝里遺跡群と名付けられた。総面積は190.38平方m。1989(平成元)年〜1998(平成10)年にかけ、(財)北海道埋蔵文化財センター担当のもと延8万人の作業員が従事し、全容を明らかにしたという。 このとき出土したものは、総数100万点を超え縄文時代から擦文時代まで多岐にわたる。 滝里遺跡群は約7kmに及び、調査対象になった最も上流部は、奈江川と空知川の合流地点付近の滝里26遺跡、最も下流部はダム本体付近の滝里11遺跡だった。 遺跡場所は主に空知川及びその支流の河岸段丘や自然堤防上にあり、ほとんどの遺跡は右岸側に多くみられた。一部の遺跡では良好な状態で遺物包含層が残り、当時の生活を復元することにも成功しているという。 |