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アンの教会

住所 芦別市黄金町731番地 カナディアンワールド公園内
開園期間 4月下旬〜10月中旬・土日祝日限定(7月下旬〜8月中旬は平日、土日祝問わず営業)
開園時間 10時〜17時(16時30分まで入園可能)
入園料 無料
駐車場 無料

一般社団法人芦別観光協会

カナディアンワールド公園

芦別市の由来は、市域南端から中部にかけて南北に貫流する芦別川に由来し、「芦別」とはアイヌ語で、「アシュ・ペツ」(切り立つ・河)に由来する。
黄金町の由来は、豊穣の部落の意とのこと。字名改正前は上斑渓と呼ばれていた。パンケホロナイ川の上流にあたるからである。1939(昭和14)年10月部落字名改正により黄金町となった。
国道452号線沿いにあり、国道38号線交差点から美瑛方向(不通区間手前)へ約8.9km。

芦別市にある公園である。かつては、露天掘り鉱山の跡地に1990(平成2)年に開園した「カナディアンワールド」というテーマパークであったが、赤字続きのため1997(平成9)年10月をもって閉園した。往時の園内は48haほどの黄金露天坑跡地を再利用したものですり鉢状の地形で、6つの大きなゾーンに分かれ、ゲートは南北に2ヶ所あり、施設は40ほどもあったようである。往時は27万人ほどの入場者数を誇ったがそれ以降は減少の一途を辿った。
その後、芦別市が施設を再利用する形で、1999(平成11)年7月「芦別市営カナディアンワールド公園」として開園し、無料の市民公園として再出発させ、7万人を超えるまで盛り上げ、映画やドラマの撮影地としても脚光を浴びるも思うように集客は振るわず、施設老朽化のため建造物の改築に約20億円以上と試算され施設維持費の方がかさむとして2019(令和元)年閉園を決定したが、その裏では存続を希望する民間と既存のテナント入居者とで「カナディアンワールド振興会」を結成していたのである。2020(令和2)年度からは振興会のみでの運営となり名称も「カナディアンワールド」に変更。先行きは不透明だが応援していきたいと思う。
園内は時計回りの一方通行となっているので注意してほしい。一部ダートもあるのでスピードを出すのは厳禁である。

カナディアンワールドまでの、公共交通機関は無いので注意。(バスが来ているが、バス停から徒歩で約30分ほどかかる)レンタカーかタクシーで来るのがいいだろう。

カナダの女流作家、ルーシィ・モンゴメリ(1874〜1942)によって、1908年に発表された。
アヴォンリー村の自然を愛し、好奇心と想像力旺盛なアン。
少女から乙女へと成長する過程をイキイキと描いている。小説「赤毛のアン」は、感動の名作として、いまなお世界中の人々に愛され続けている。この芦別にカナダ?って思うのは私だけではないだろう。実は、小説「赤毛のアン」の舞台であるカナダ、プリンスエドワード島のシャーロットタウン市と、芦別の気候風土が似ていること、発案者役員の夫人が赤毛のアンのファンだったことも影響し、ここ芦別に赤毛のアンの世界と19世紀の街並を再現しようと出来た施設なのである。
カナディアンワールドには、グリーンゲイブルズ(アンの家)、教会やリンド婦人の家等小説に出てくる建物が再現されていて、当時の生活道具も展示されている。
グリーンゲイブルズは原作のモデルになった実在の家を忠実に再現したレプリカだが、本家が火災で焼失した際、芦別の図面を参考に再建したというほど忠実に作られているのだという。
教会とアンの通った学校(オーウェルスクール)は1997(平成9)年に閉園した時から閉鎖されていた施設だが、清掃を行い2020(令和2)年度から一般に公開されるようになった。当時は教会で結婚式も行われたようで、子供を連れて再訪されたという話も聞けた。掃除が行き届いていてずっと物置のようになってたことが嘘のように素敵な空間となっている。ステンドグラスの輝きも素晴らしく、教会に使われている建具・家具や調度品ももかなり良質なものを使用したのだろう。タイムスリップしたような不思議な感覚。


学校の中にはアンの関連書籍の展示もあり、ストーブや学習机の雰囲気もいいですね〜。

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